制服回収リサイクルについて
今まで産業廃棄物として処理していた制服をリサイクルすることにより、すばらしい地球環境と限りある資源を未来へより多く残すことができます。
制服のリサイクルで重要なポイントは
- 法規制に抵触しない
- セキュリティーの徹底
- 制服にあったリサイクル方法の選択
- なるべく簡略化して継続を優先する
です。
制服のリサイクル方法
1. リユース（製品の再利用）
使用済の制服をそのまま利用する。
古着やウエスとして再利用する。一切加工等をしないので環境負荷の点では優れてはいるが、誰の手に渡るかは不明で悪用される恐れもある。セキュリティーが重視される制服のリサイクルには不向き。
2. エネルギー変換（熱エネルギーとして有効利用）
使用済みの制服から金属等を取り除き、圧縮など特殊処理を施して固形燃料化し熱エネルギーとして有効利用する。
循環型のリサイクルでない点と固形燃料化する時の環境負荷が大きく、主流とは言い難いが最終処理方法としてはかなり有効。
3. マテリアルリサイクル（二次製品として再生利用）
使用済みの制服から繊維以外の物質を取り除き、原料状態に戻すことなく再繊維化し新たな繊維製品として再利用する。
最終処理量が少なく、原料まで戻さずに二次製品化するため環境負荷が少ない。二次製品も循環型の製品にされる場合が多く、資源の枯渇対策への貢献度も高い。欠点が少なくバランスが取れていることで現段階では主流といえる。
4. ケミカルリサイクル（繊維製品として再生利用）
使用済みの制服からポリエステル以外の物質を取り除き、一度ポリエステル原料に戻して繊維製品として再利用する。
ポリエステルを繰り返し再生できる完全な循環型として資源の枯渇対策の貢献度では最上位といえる。ポリエステル原料に戻す為に発生する環境負荷と最終処理量を減らせればさらに有効な方法となる。
再資源化の流れ
1. リサイクルセンター
（再資源化工場）
2. 制服は種類ごとに分別されます
3. 細かく粉砕されます
4. 途中で再利用できない金属部品等を除去します
5. 反毛化されたあと、自動車の内装材や家電用防音材として再製品化されます
